UnrealEngine

【2023年9月】Unreal Engine 5(アンリアルエンジン5)の推奨スペックとおすすめPCを紹介

Unreal Engine 5とは、Unityに迫りつつある3D制作プラットフォームです。

3Dゲーム制作に長け、美しいグラフィックを作るのに最適なゲームエンジンです。

このページでは、Unreal Engine 5をストレスなく使うのに必要なスペック、そしておすすめPCを紹介します。

デスクトップPCがおすすめ

パソコンには主にデスクトップPCノートPCの2種類がありますが、一般的に同じ価格帯の場合はデスクトップPCの方が性能が高いです。

Unreal Engine 5は満足に動かす場合、かなりのスペックが要求されます。
さらに、Unreal Engine 5を満足に使えるような性能を持ったノートPCは現状かなり高くつきます

これらの点を考慮すると、デスクトップPCでUnreal Engine 5をするのがおすすめです。

購入するならBTO

基本的に、PCを購入する方法は主に3つあります。

1.メーカー品(値段高い、安心感、手軽)
2.BTO(値段割と安い、手軽)
3.自作(値段は安い、知識必要、サポート少なめ)

この中でも特におすすめしたいのは2のBTOです。
BTOとは「受注生産」という意味になります。
このBTOの良い点は、PCがあまり詳しくなくても、自分好みのPCにすることができる点です。

有名なBTOメーカーとしては以下のようなものがあります。
・ドスパラ
・パソコン工房
・ツクモ
・SEVEN
・フロンティア
・マウスコンピューター
・Lenovo

本ページで紹介しているPCはこの中のメーカーから厳選しています。

Unreal Engine 5に必要なスペック

いよいよ本題に入ります。

Unreal Engine 5の公式のドキュメントによると、推奨ハードウェアは次のようになっています。

  • OS:Windows 10 64-bit version 1909 revision .1350 以上、または 2004 / 20H2 revision .789 以上
  • CPU:Quad-core Intel または AMD、2.5 GHz 以上
  • メモリ:8 GB RAM
  • GPU:DirectX 11 または DirectX 12 対応のグラフィック カード

これではどんな性能のパソコンを買えばいいのかPC初心者の人にはわかりにくいです。しかも、この推奨ハードウェアのリストは最低限使うための性能であるため、このリストを信じて買ってしまうと大きなゲームを作る際に激重になる可能性があります。

そのため、ここでは上記リストを踏まえた上で、Unreal Engine 5を快適に使うために必要なスペックを紹介します。

PCを買う際に大事な要素は、主に

「CPU」「GPU」「メモリ」「ストレージ」

の4つのパーツになるので、このページではそれに絞りました。

ちょっとボリューミーになってしまったので「長いな~」と思ったらささっとおすすめPCのところまで読み飛ばしてください。

CPU

CPUは主に計算を担当します。

Intel Core i7以上、AMD Ryzen 7以上のCPUをおすすめします。
これらのCPUは計算を担う「コア」というものがたくさんあります。

また、昔のCPUは性能が悪いのでおすすめしません。具体的にここ2~3年で発売されたものを選ぶのがよいでしょう。

GPU

いわゆる「グラフィックボード」「グラボ」です。

GPUは主に3Dグラフィックや映像の処理を担当します。
Unreal Engine 5は美しいグラフィックが特徴のひとつなので、それを実現するためにGPUはたくさんの処理をする必要があります。
なので、そのようなグラフィックを処理をするGPUにはこだわりをもつのがおすすめです。

Unreal Engine 5が快適に使えるGPUは基本的に8万円以上します。GPUの性能はGPUの値段に比例するので、この認識で大丈夫です。

製品名でいうと、「GeForce RTX 3080」「GeForce RTX 4070Ti」などです。

メモリ

メモリは主に作業中のデータやプログラムを一時的に保存します。

Unreal Engine 5ではメモリをかなり使う(たくさんのデータを一時的に保存する)ので、最低でも16GBできれば32GB以上搭載したPCがおすすめです。

ストレージ

ストレージは主に長期間(数ヶ月、数年以上)データを保存します。

ストレージには主にHDDとSSDの2種類があり、HDDは大容量で安価なものの読み書き速度が遅くSSDは小容量で高価ですが読み書き速度が速いという特徴があります。

ストレージは「NVMe」という規格の超高速のSSDを使うのがおすすめです。

容量は1TB(1024GB)以上あるのがベストです。

推奨スペックまとめ

上記をまとめると、次のようになります。

  • CPU:Intel i7以上 または Ryzen 7以上(ここ2~3年に発売されたもの)
  • GPU:RTX 3070 以上(8万円以上)
  • メモリ:16GB 以上(できれば32GB)
  • ストレージ:NVMe 1TB 以上

おすすめのパソコン(2023年9月版)

ここでは、上記の推奨スペックを満たした中で私がおすすめするPCをランキング形式で紹介します

ここで覚悟をしてほしいのですが、Unreal Engine 5を快適に使えるPCは高いです。具体的には20万~25万円以上します。

それでも、Unreal Engine 5にはその価値があります

おすすめPCランキング

1位 パソコン工房「iiyama LEVEL-M77M-137F-ULX」

一押しのPCはこれです。

Unreal Engine 5を動かすには十分な性能で、まず重くなることはありません。

ただ、メモリの量が不足する可能性があるので、カスタマイズで32GBにするのがおすすめです。

性能情報
  • CPU:最新世代のCore i7 13700F
  • GPU:最新世代のRTX 4070 Ti
  • メモリ:16GB(カスタマイズで32GBにするのがおすすめ)
  • ストレージ:NVMe 1TB

2位 SEVEN「ZEFT Z36N」

2位のPCはこちら「ZEFT Z36N」です。私が使っているPCの性能はこれくらいです。

性能情報
  • CPU:最新世代のCore i7 13700KF
  • GPU:最新世代のRTX 4070 Ti
  • メモリ:32GB
  • ストレージ:NVMe 1TB
  • その他:CPUのクーラーが水冷(静音でよく冷える)、光学ドライブ(DVDなど)搭載、

Unreal Engine 5をするには申し分ない性能といえるでしょう。そのほかゲーム実況、配信をするにももってこいの性能です。

さらにデザイン性も高く、白色のボディで前面と上面がメッシュで、中身も黒と白を貴重とした部品となっているから統一感のあるものになっていて、デザイン性は抜群です。(もちろん性能も抜群)

3位 パソコン工房「SENSE-F079-LC137KF-VL2X」

3位のPCはこちら「SENSE-F079-LC137KF-VL2X」です。1位と2位よりも性能が上となってさらに快適度は高く、生成AIの学習でも素早くできます。

デザインは2位のものと同じでスタイリッシュです。

性能情報
  • CPU:最新世代のCore i7 13700KF
  • GPU:最新世代のRTX 4080 16GB
  • メモリ:32GB
  • ストレージ:NVMe 1TB
  • その他:CPUのクーラーが水冷(静音でよく冷える)

4位 FRONTIER「FRGLB760/SG3」

4位はFRONTIERの「FRGLB760/SG3」です。

Unreal Engine 5を十分に動かせる上に、デザイン性重視のPC。白または黒の見た目から選択可能。

性能情報
  • CPU:最新世代のCore i7 13700F
  • GPU:最新世代のRTX 4070
  • メモリ:32GB
  • ストレージ:NVMe 1TB
  • デザイン:黒色/白色から選択可能。いずれも色調は整えられていて、白は可愛らしい印象、黒はクールな印象。上部はメッシュで通気性がよい。LEDはボタンで容易に操作ができる。

超高性能なPC

Unreal Engine 5を最大限有効活用したい・・・他にもっとやってみたいこともある・・・!
そのような人にぴったりの超ハイスペックPCを紹介します。

いわゆる「化け物PC」というレベルです。

パソコン工房「iiyama LEVEL-R7X7-LCR79W-XL1X

かなり高い性能のPCです。CPU・GPUともにトップクラスです。Unreal Engine 5は余裕で動かせます。さらに、配信や収録も同時にしながらでもビクともしません。

最新の生成AIを自分で動かしたい時にもサクサク使えます。

性能情報
  • CPU:最新世代のCore i9 13900KF
  • GPU:最新世代のRTX 4090
  • メモリ:32GB
  • ストレージ:NVMe 2TB
  • その他:CPUのクーラーが水冷(静音でよく冷える)
  • デザイン:黒色でシンプルなデザイン

SEVEN「ZEFT Z30AM」

文字通り化け物PCです。

CPU、GPUはもちろん上位モデルのi9 13900KFとRTX 4090なんとメモリは128GBストレージは2TB+2TBの合計4TB。さらに水冷

性能情報
  • CPU:最新世代のCore i9 13900KF
  • GPU:最新世代のRTX 4090
  • メモリ:128GB
  • ストレージ:NVMe 2TB+2TB
  • その他:CPUのクーラーが水冷(静音でよく冷える)
  • デザイン:黒色でシンプルなデザイン

デザイン性も紹介してきたPCの中ではトップです。
空気の流れ(エアフロー)が意識されており、通気性が抜群です。パソコンは熱くなりがち・・・と思う人もいるかもしれませんが、これは全然大丈夫です。

コスパ重視でおすすめのPC

パソコン工房「iiyama LEVEL-M77M-134F-SAX」

こちらはパソコン工房で販売されている「iiyama LEVEL-M77M-134F-SAX」です。

Core i5-13400FとRTX 3060Tiが搭載されており、メモリは16GB、ストレージは控えめの500GBとなります。

とにかく安い値段でUnreal Engine 5を動かしてみたい方におすすめですが、規模の大きいゲームを作ろうとすると性能不足に陥る可能性があるので、その場合はもっと高いものをおすすめします。

まとめ

本ページでは「Unreal Engine 5」の推奨スペックと、それに適したおすすめPCを紹介しました。

このページが役に立てば幸いです。

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