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【2023年9月】Blenderの推奨スペックとおすすめPCを紹介

Blenderとは、3Dのアニメーション制作に特化したオープンソースのソフトです。

誰でも無料で使用ができ、品質の高い作品を制作できることから、世界的に人気である3Dアニメーション制作ソフトウェアです。

このページでは、Blenderをストレスなく使うのに必要なスペック、そしておすすめPCを紹介します。

デスクトップvsノート

Blenderを満足に動かす場合、ある程度のスペックが要求されます。

Blenderはそこまで性能が必要ではありませんが、作品を投稿したりする場合はBlender以外にも複数のソフトウェアを使う必要があるため、そこを考えずに最低限の性能のPCを選ぶと結構重くなります。

本格的にBlenderを使う際は、比較的安価で高性能なデスクトップPCを使うのがおすすめです。しかし、高度なことをしないのであればそこまで高額ではないノートPCでも十分に対応可能です。

購入するならBTO

基本的に、PCを購入する方法は主に3つあります。

1.メーカー品(値段高い、安心感、手軽)
2.BTO(値段割と安い、手軽)
3.自作(値段は安い、知識必要、サポート少なめ)

この中でも特におすすめしたいのは2のBTOです。
BTOとは「受注生産」という意味になります。
このBTOの良い点は、PCがあまり詳しくなくても、自分好みのPCにすることができる点です。

有名なBTOメーカーとしては以下のようなものがあります。
・ドスパラ
・パソコン工房
・ツクモ
・SEVEN
・フロンティア
・マウスコンピューター
・Lenovo

本ページで紹介しているPCはこの中のメーカーから厳選しています。

Blenderに必要なスペック

いよいよ本題に入ります。

Blenderの公式のドキュメントによると、推奨ハードウェアは次のようになっています。

Hardware Requirements
  • Minimum(最小スペック)
  • 64-bit quad core CPU with SSE2 support
  • 8 GB RAM
  • Full HD display
  • Mouse, trackpad or pen+tablet
  • Graphics card with 2 GB RAM, OpenGL 4.3
  • Recommended(推奨)
  • 64-bit eight core CPU
  • 32 GB RAM
  • 2560×1440 display
  • Three button mouse or pen+tablet
  • Graphics card with 8 GB RAM

これではどんな性能のパソコンを買えばいいのかPC初心者の人にはわかりにくいです。

そのため、ここでは上記リストを踏まえた上で、Blenderを快適に使うために必要なスペックを紹介します。

PCを買う際に大事な要素は、主に

「CPU」「GPU」「メモリ」「ストレージ」

の4つのパーツになるので、このページではそれに絞りました。

CPU

CPUは主に計算を担当します。

Intel Core i5以上、AMD Ryzen 5以上のCPUをおすすめします。
これらのCPUは計算を担う「コア」というものがBlenderをやるには十分にあります。

また、昔のCPUは性能が良くないのでおすすめしません。具体的にはここ数年以内に発売されたものを選ぶのがよいでしょう。

GPU

いわゆる「グラフィックボード」「グラボ」です。

GPUは主に3Dグラフィックや映像の処理を担当します。
Blenderは3Dソフトなので、GPUの性能が低いとガクガクして悲惨なことになりかねません。

したがって、安物は控えたほうがよいでしょう。

Blenderが快適に使えるGPUは基本的に4万円以上します。GPUの性能はGPUの値段に比例するので、この認識で大丈夫です。
もう少し詳しい話をすると、GPUのメモリ(VRAM)が最低2GB、理想は6GBあるとよいです。

製品名でいうと、「GeForce RTX 3060Ti」「GeForce RTX 4060」などです。

一方で、2~3万円程度の比較的安価なGPUでもハードな動かし方をしなければ使用可能です。

メモリ

メモリは主に作業中のデータやプログラムを一時的に保存します。

Blenderではメモリをしっかり使う(たくさんのデータを一時的に保存する)ので、16GB以上搭載したPCがおすすめです。

ストレージ

ストレージは主に長期間(数ヶ月、数年以上)データを保存します。

ストレージには主にHDDとSSDの2種類があり、HDDは大容量で安価なものの読み書き速度が遅くSSDは小容量で高価ですが読み書き速度が速いという特徴があります。

ストレージは「NVMe」という規格の超高速のSSDを使うのがおすすめです。

容量は500GB以上あるのがベストです。

推奨スペックまとめ

上記をまとめると、次のようになります。

Blender用のPCの構成
  • CPU:Intel i5以上 または Ryzen 5以上(ここ数年に発売されたもの)
  • GPU:4万円(最低でも2~3万円)
  • メモリ:16GB
  • ストレージ:NVMe 512GB 以上

おすすめのパソコン

ここでは、上記の推奨スペックを満たした中でおすすめのPCをランキング形式で紹介します

注意してほしいのは、意外と値が貼るという点です。安いのでも10万円後半はします。高いのでは20万円を超えます。

3つのカテゴリーに分けて紹介します。

  • おすすめランキング(デスクトップPC)
  • おすすめランキング(ノートPC)

デスクトップおすすめランキング

1位 パソコン工房「iiyama STYLE-M07M-134F-RBX」

一押しのPCはパソコン工房の「iiyama STYLE-M07M-134F-RBX」
Blenderはもちろん、動画編集にもしっかりと使えます。

GPUもGPU推奨性能をすべて満たしているため、安心感のある性能です。

性能情報
  • CPU:i5-13400F
  • GPU:RTX 3060 12GB
  • メモリ:16GB
  • ストレージ:NVMe 500GB
  • 直線的なつや消しブラックのシンプルデザイン。

2位 SEVEN「EFFA G03D」

二押しのPCはSEVENの「EFFA G03D」です。
Blenderを快適に使える上に、動画編集もある程度こなせるちょうどいい性能のPCで、パソコンショップSEVENらしいクールなケースです。

最近値段が下落したRTX 4060も使用しているため、性能の割にはお値段も抑え目です。

性能情報
  • CPU:高性能のCore i7 13700F
  • GPU:最新世代のRTX 4060
  • メモリ:16GB
  • ストレージ:NVMe 1TB
  • マッドブラック素材でシンプルな黒色デザイン。光学ドライブも搭載していて、正面横にUSBポートもあるため便利。
EFFA G03D

3位 FRONTIER「FRGTB660/CG1」

3位はFRONTIERの「FRGTB660/CG1」

シンプルでオシャレな筐体で、Blenderもしっかり使えます。GPUは1位や2位よりは控えめで、エントリーモデルとして最適です。

性能情報
  • CPU:Core i5-13400F
  • GPU:ミドルスペックのGeForce GTX 1650
  • メモリ:16GB
  • ストレージ:NVMe 512GB
  • その他:光学ドライブ(DVDスーパーマルチドライブ)搭載
  • 左側面が白色、右側面が黒色のデザイン。1年保証付きで初心者でも安心。

ノートおすすめランキング

1位 Lenovo「ThinkPad P14s Gen 4」

性能情報
  • CPU:最新世代のi5-1340P(アップグレード可能)
  • GPU:RTX A500 Laptop GPU 4GB
  • メモリ:16GB
  • ストレージ:NVMe 256GB(アップグレード可能)
  • 1年保証付きで初心者でも安心。指紋認証付きでセキュリティ面も強み。

2位 mouse「K5-I7GM5BK-A」

性能情報
  • CPU:i7-12650H
  • GPU:ミドルスペックのMX550
  • メモリ:16GB
  • ストレージ:NVMe 512GB
  • 3年保証付きで初心者でも安心。

まとめ

このページではBlenderの推奨スペックとおすすめPCを紹介しました。

お役に立てば幸いです。

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