利益と保有銘柄
信用取引に関しては、2銘柄やっています。
ひとつはコニカミノルタ(8月30日に新規買)、もうひとつはアイケイケイホールディングス(9月8日に新規買)。いずれも決算資料を見た限りでは今後上昇すると思ったからです。
実際のところアイケイケイは前年比同期よりも売上増、営業利益減だったので予想通り。
コニカミノルタは売指値を弱気にやったのでもう売買は完結しました。
確定した利益は、456.2円買、469.967円売(平均)の300株で3300円ほどです。でも個人的には満足。コニカミノルタは今後営業利益がプラスに転じて増配となることが予想できるので、見積もりが誤っていなければ2年以内に600円くらいにはなると思います。(これでもかなり弱気の予想)
狙っている銘柄
今狙っているのはIHI。まず安くなったので2株ほど単元未満株買をした。もともと保有してた数株の含み益がすべて吹き飛んだのはちょっと困った。
P&Wエンジンの欠陥が主な理由で大幅下落した。製造元のRTX社の売上への影響は今年度は55億ドル。IHIはこのシェアの15%で参画しているようだ。
費用負担はRTX社は今後数年で30億ドル~35億ドル。(シェアの51%)
IHIはシェアの15%の10億ドル程度の費用負担(1500億円)があるかもしれない。
赤字転落をする可能性もあるが、流石に倒産することは考えられない。IHIの自己資本は4000億円超あり、純利益は500億円。仮に1年で500億円の赤字を3年連続で生んだとすると、自己資本がすべて吹き飛ぶわけではないが、純利益は消し飛ぶ(P&Wエンジンの影響は2026年くらいまでという報道があるので、影響するのは向こう3年程度。)。
さらに、航空機はIHIの中期経営方針によると成長事業として設定しているものの、他にロケット分野、育成事業としてクリーンエネルギー分野にも積極的に投資しているという点で、影響は会社が傾くほどにはならないとは考えられる。ただ、エンジンの欠陥の原因がIHIだった場合は話は変わってきそう。
IHIの適時開示によると、今後この問題に対する業績への影響を発表するということ。この発表のほうが大事そう。
これらを考慮すると、15.8%の下落はそこそこ妥当で、さらに下落する可能性がある。
一方で、上場廃止クラスのインパクトはないため、株を買う価値はある。
しかし、純利益がすべて消し飛ぶ可能性がある以上、配当は2~3年程度なくなる可能性がある。
当面の予想
投資家がこれを重く受け止める可能性は不明。悲観的に捉えるとさらに株価が下落し2500円程度となる。楽観的に捉えると明日は株価を戻し3400円程度に回復する。数週間後に業績への影響が発表され、さらに100~200円程度下落する。決算発表時にはさらに下落する可能性がある。
発表前水準の3800円に戻るのはかなりの時間がかかると思う(半年から2年程度)ので、信用買をする場合は無期限の信用買をする必要がある。
よって、単元未満株をちまちま買い集めるのが妥当。