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【2024年メモリー対応】パソコンのメモリーって何?基本からマスターしよう【これだけで知識を自慢できる】

パソコンの性能で重要だと言われやすいのが「メモリー」。「主記憶装置のことで、一時的にデータを保存する場所だよね」という認識の人は多いでしょう。しかし、「Reg」「DIMM」「SDRAM」「ECC」はどのくらいの人が説明できるでしょうか。

本ページではそのような自作PC界隈やBTO界隈で必要な知識を紹介・解説します。

このページのPOINT
  • 「超初心者」でも分かるようにかみ砕いた情報を提供
  • 今の自作PC界隈やBTO界隈で必要な用語を総ざらい
  • このページだけでGPU知識をマスターでき、友達に自慢できる

ページの最初は超初心者向け、下に行けば行くほど難易度が高くなっていきます。

本ページではMemoryのことを「メモリー」と書き表しています。「メモリ」と表現することもありますが、基本的にどちらでも問題ありません。ただし、学術書では慣習的に「メモリ」と表現することが多い印象です。

この記事を書いた人

2020年からウェブサイト運営者としての活動を本格始動し、現在は月10万アクセス超。オフラインイベントを毎年主催し、アプリ開発者としての活動もしています。ミラティブ配信者としても6年間毎日配信を継続。
現在はプログラミング、イラスト、言語、パソコン、数学を中心に独学しており、ウェブサイトを更に充実させようと考えています。「東方Project」が大好き。

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レベル1:メモリーの基本知識

主要なメモリーメーカー

メモリーメーカーは数多くあり、同じ規格なら性能自体は基本的には同じです。どちらかというと、企業ごとの性能差よりもメモリーの規格による性能差の方が大きいため、そちらに注意するべきです。

しかし、メーカーによってはデザイン性や冷却性能など、メモリー自体の性能以外の面で差別化を図っているものもあります。最終的には個人の好き嫌いで判別することになります。

ただ、当然著名な企業は信頼も高く耐久性の面で優秀であることが多いため、知っておいて損はないでしょう。

アメリカ企業

Kingston(キングストン) 
キングストンテクノロジー社の製品。米国のメモリーモジュール製造会社で、DRAMモジュールでは世界一のシェア率。
「基盤」のような見た目の製品からデザイン性のある製品まで幅広く発売されています。

Crucial(クルーシャル) 
マイクロン・テクノロジ社の製品。この会社は半導体製造会社で、アメリカのナスダックの構成銘柄の1つ。
体感では、デザイン性重視のメモリーは少なめで、いわゆる「基盤」っぽい見た目の商品が多めです。

Patriot(パトリオット)
パトリオット・メモリー社の製品。アメリカ合衆国に本社を置く。1985年設立の老舗企業。
基盤っぽい見た目というよりもデザイン性重視のメモリーが多いという印象です。

台湾企業

Silicon Power(シリコンパワー)
シリコンパワー社の製品。台湾に本社を置く。2003年設立。
販売されている製品は基盤そのままのメモリーとデザイン性重視のメモリーのどちらも同じ程度にラインナップしています。

Corsair(コルセア)
コルセア社の製品。アメリカ合衆国に本社を置く。1994年設立。
基盤のような見た目の製品はほとんどなく、デザイン性重視のメモリー製品がほとんどです。

日本企業

G.SKILL(ジースキル)
ジースキル・インターナショナル・エンタープライズ社の製品。本社は台湾は置かれ、日本では株式会社アントラックが販売代理店を行っている。
コルセア製品と同じく、デザイン性重視の製品がほとんどです。

CFD(シーエフディー)
CFD社の製品。愛知県名古屋市に本社を置く。
クルーシャルの製品のように、緑色の基盤そのままのような製品が多めにラインナップされています。

韓国企業

KLEVV(クレブ)
ESSENCORE社のブランド。韓国に本社を置く。
黒色の基盤の製品や、デザイン性のあるメモリーが中心ですが、パトリオットやコルセアの製品までは派手ではありません。

企業ごとの製品ラインナップの目安

企業名緑の基盤黒の基盤デザイン重視
Kingston(キングストン) 
Crucial(クルーシャル)
Patriot(パトリオット)
Silicon Power(シリコンパワー)
Corsair(コルセア)
G.SKILL(ジースキル)
CFD(シーエフディー)
KLEVV(クレブ)

メモリーモジュール

みんなが「メモリー」というもののこと。PCを組み立てる動画を見たことがある人は、マザーボードにメモリーモジュールを付けているのを見たことがある人も多いでしょう。

このメモリーモジュールは一般的に「主記憶装置」と呼ばれるもの1つです。ストレージなどは「補助記憶装置」であるため、名前が近いためにまとめて覚えている人も少なくないでしょう。

メモリーモジュールの種類

メモリーモジュールの大きなくくりとして、大まかな基盤の大きさなどで種類が分けられています。「DIMMのメモリー」「SODIMMのメモリー」のように表現します。

DIMM(Dual Inline Memory Module)

現在主流のメモリーモジュールです。特にデスクトップPC向け製品では基本的にこれしかありません。サイズはメーカーにより若干異なりますが、縦3センチ、横は14センチ程度です。後述する「SODIMM」とは互換性がないため、自作PCの場合は間違えて買わないように注意して下さい。

SODIMM(Small Outline Dual In-line Memory Module)

ノートパソコンなど、比較的小型な機器でよく使われるメモリーモジュールです。デスクトップPCではごくまれに使われることがありますが、極めて希少です。サイズはメーカーにより異なりますが、縦3センチ、横7センチ程度と面積としてはDIMMの半分となります。

DDR SDRAM

スマホに詳しい人はRAM(ランダムアクセスメモリー)という表現を見たことがある人がいるでしょうか。RAMとは、書き込まれたどの内容に対しても等しい時間で参照できる性質のメモリーのことです。任意の場所に書き込みできるメモリーとも言えます。厳密には全然違うのですが、自作PCやBTOではそこまで詳しい知識は必要ないため、それらは【レベル3】の方で説明します。

自作PCやBTOでよく使われるメモリーモジュールにもそのRAMの一種である「DDR SDRAM」が搭載されています。DDR SDRAMはスマホのRAMの仲間です。

DDR SDRAMにはいくつかの世代があり、DDR SDRAMが一番古く、DDR2 SDRAM、DDR3 SDRAM、DDR4 SDRAM、そして今最新であるのがDDR5 SDRAMです。それぞれの世代で互換性はないため、買うものを間違えると後悔することになります。

もちろん、世代が新しいほど性能が高くなります。

なお、「SDRAM」というのはいつもは省略され、「DDR4」「DDR5」という風に呼ばれます。

メモリー容量

スマホの容量は64GB、128GB、256GBなどがありますが、メモリーモジュールにも容量があります。

パソコンなどでは、メモリーモジュールに一時的にデータを保存します。

このメモリー容量が大きいほど保存できるデータの量が増えるため、例えばメモリー容量を多く使う処理をしたときにも不足することがなくなり、快適にパソコンを動作できるようになります。

一般的なパソコンでは8GBや16GBのメモリ容量のメモリーモジュールがよく使われ、ゲーミングPCでは32GB、クリエイター向けでは64GB以上のこともあります。

メモリー容量はメモリーモジュール1枚あたり8GB、16GB、32GBと2の倍々になるのが主流ですが、近年は12GB、24GBという3の倍となるメモリ容量のメモリーモジュールも登場しています。

メモリースロット

メモリースロットとは、パソコン界隈においてはマザーボード(パソコンを動作させる中心となる基盤)に搭載されている、マザーボードとメモリーモジュールを接続するための部位のことです。

一般的なパソコンのマザーボードの場合は4つのメモリースロットが搭載されていることが多く、一方で小型のパソコンの場合は2つ搭載されていることもあります。

メモリースロットとメモリーモジュールの端子は同じものである必要があり、例えば「DDR4」の「DIMM」のメモリーモジュールを使いたい場合は、メモリースロットもそれに対応していなければなりません。

また、マザーボードによってはメモリースロットに同じ規格で同じメモリー容量のメモリーモジュールを2枚差し込むことで、その2枚のメモリーモジュールを協働させて性能を向上させる機能が搭載されていることがあります。

レベル2:知ってると強いメモリー知識

メモリーチップ

メモリーチップとは、メモリー基盤についている黒いパーツのことです。このチップはDIMMには各面8個ずつ、合計16個あります。(厳密には各面に9個ずつ)

これが16個付いている基盤のことを繰り返しになりますが「メモリーモジュール」といいます。

メモリーモジュール規格

DDR SDRAMには「メモリーチップ規格」と「メモリーモジュール規格」があります。

同じ種類のメモリーモジュール

PC4-23400

メモリーチップ規格

DDR SDRAM

DDR4-2933

メモリモジュールの規格?種類?

DDRやDIMMについていくつか調査をしたのですが、多くの企業サイトですら「メモリの種類がDDR、メモリの規格がDIMM」などと意味不明な記述がありました。

正確には、「DDR SDRAM」には2種類あり、メモリチップ規格とメモリモジュール規格があります。

動作周波数/スピード

ヒートシンク

Pin

レベル3:知ってると自慢できるメモリー知識

データ転送速度(MHz)

半導体メモリー(ICメモリー)

半導体メモリーは半導体を制御してデータの書き込みを行うことができる「記憶装置」のことで、先ほどの「メモリーモジュール」よりも大きな概念です。

揮発性メモリー

不揮発性メモリー

ランダムアクセスメモリ(RAM)

スタティックRAM(SRAM)

Static Random Access Memory

ダイナミックRAM(DRAM)

Dynamic Random Access Memory

シンクロナスダイナミックRAM(SDRAM)

中央処理装置(CPU)のタイミングに自動的に同期するように設計されています。

DDR SDRAM(Double Data Rate SDRAM)

SDRAM ⇒ DDR5 SDRAM

メモリモジュール上にあるチップ

メモリーインターリープ

ECC

Reg

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